【何者】フィリップ・カトリーヌの経歴は?オリンピック開会式への出演理由を調査

何者】フィリップ・カトリーヌの経歴は?オリンピック開会式への出演理由を調査

パリオリンピックの開会式は、様々な演出により多くの注目を浴び話題になりました。

その中でも奇抜演出と言われているのが、名画「最後の晩餐」を再現したパフォーマンス。

そこに登場したほぼ“全裸”の青い人などの演出によって、国際オリンピック委員会(IOC)が謝罪する事態となりました。

青い人の正体は、フィリップ・カトリーヌさん。

一体どんな経歴をもつ方なのでしょうか。気になりますね。

こちらの記事では、その容姿から「フランスの安村」とも言われているフィリップ・カトリーヌさんが何者なのか、彼の経歴を調査しました。

さらに、フィリップ・カトリーヌさんがオリンピックの開会式に出演する運びとなった理由についてもまとめました。

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目次

【何者】フィリップ・カトリーヌの経歴は?フランスの安村?

引用:映画.com

パリオリンピックの開会式に登場して話題になったフィリップ・カトリーヌさんは、フランス出身です。
・シンガーソングライター
・俳優
・アーティスト
・監督
・作家

という多彩な才能をお持ちです。

詳しくみていきましょう。

フィリップ・カトリーヌのwikiプロフィール

名前フィリップ・カトリーヌ(Philippe Katerine)
本名フィリップ・ブランシャール(Philippe Blanchard
生年月日1968年12月8日
年齢55歳
出身トゥアール(フランス)
配偶者へレーナ・ノゲラ(1999結婚~2008離婚)
※ベルギーの女優、歌手、作家
子供3人
エディ(1993生まれ)※母親不明
ビリー(2011生まれ)/アルフレッド(2012生まれ)
※母親:フランスの女優ジュリー・ドパルデュー

フィリップ・カトリーヌさんは、フランス西部ドゥー=セーヴルにあるトゥアールというところで生まれました。

私生活では、結婚は1度のみでベルギーの女優、へレーナ・ノゲラさんと。

2008年に離婚した後は、フランス人の女優/歌手のジャンヌ・バリバーヌや女優のジュリー・ドパルデューさんとのお付き合いがあったようです。

3人の子供がいますが、それぞれお付き合いしていた女性との間にできた子供で、1人目のエディの母親については情報がありませんでした。

2人目、3人目の子供は、女優のジュリー・ドパルデューさんとの間にできた子供です。

引用:Wikipedia

フィリップ・カトリーヌの経歴

引用:楽天ブックス

フィリップ・カトリーヌさんは1991年に活動をスタートし、シンガーソングライター、俳優、アーティスト、監督、作家として現在も活躍しています。

現在は俳優活動に多く時間を費やしているようですが、その他の活動についてもみていきましょう。

音楽活動

音楽でのキャリアがメインで、実は日本でもヒット曲があります。

日本では、カトリーヌ(Katerine)という名前で知られており、1995年に発表した『エデュカション・アングレーズ(原題:L’Education anglaise)』がヒットしました。

引用:Amazon

また、歌手のカヒミ・カリィさんにも楽曲を提供しています。

その当時は、“フレンチポップの貴公子”とも言われたカトリーヌさん。

フランスよりも日本での認知度の方が高かったほどです。

その後は、ガラッとイメージを変えたことでフランスでもヒット曲を出し、人気を伸ばしていきました。

現在は、フランスの「とにかく明るい安村」と言われてしまう、コメディアン体型になられているようです。

芸術活動

引用:トリコロル・パリ

フィリップ・カトリーヌさんの多才な才能は、芸術の分野でも開花しており、2022年ごろからアーティストとしても活躍しています。

コロナ禍で「ミニヨニズム」というコンセプトを生み出しました。

「かわいい」という意味の「Mignonミニヨン」にイズムを付けた造語で、「Mignonisme」

ユニークなオブジェやイラストなどのかわいい作品を作られています。

引用:トリコロル・パリ

本当に多彩でフランスでも注目のアーティストの一人なのです。

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フィリップ・カトリーヌがオリンピック開会式に出演した理由は?

引用:X

フィリップ・カトリーヌさんが、オリンピックの開会式に出演した具体的な理由は公開されていません。

しかしながら、カトリーヌという本来であれば女性の名前で活動をしていたことが、LGBTをテーマにした今回の舞台に起用された理由ではないかという意見がありました。

また、疲労した「Nu]という「裸」を意味する楽曲もテーマとしている「人間同士の暴力の不条理さ」に沿う内容になっています。

パリオリンピックの開会式については、以下のように語られています。

革新によって前進してきたフランスのアイデンティティを表現していた。

宗教による権威、厳格な規則も拒否し、新たな価値観による自由、権利を勝ち取ろうとするフランスらしい精神が込められていたともいえる。

modelpress

フィリップ・カトリーヌさんが今回表現したのは、ギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒の神ディオニュソス。

ディオニュソスは、セーヌ川(River Seine)の女神セクアナ(Sequana)の父。

秩序を重んじる信仰とは反対に熱狂的な信仰者が多く、ギリシア人にとっては「古くて新しい」という矛盾した性格を持つ神格です。

フィリップ・カトリーヌさんと通じる部分があるように感じませんか?

そんなところも今回のオリンピックの開会式に起用された理由かもしれません。

引用:Wikipedia

オリンピック公式は「人間同士の暴力の不条理さ」をテーマとしているとし、フィリップ・カトリーヌさんはご自身の新曲「Nu」を披露しました。

カヒミカリィさんが「Nu」の訳を紹介しています。

IOCが謝罪するまでに至った理由は、次のようなものがあります。

ディオニュソスは、陶酔、興奮など快楽主義的なものを司る神でもあり、キリスト教的な禁欲論理に対する挑発とも取れることから「最後の晩餐」のパロディとも合わせて批判の声も上がっている。

このことに対して、

「いかなる宗教団体も冒とくする意図がないことは明らかです。もし不快な思いをさせたとしたら、それは本当に申し訳なく思います」

日テレNEWS

と、異例の謝罪を述べています。

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フィリップ・カトリーヌに対する世間の声は?

開会式でフランスが世界に伝えたい内容が、政治的であり、スポーツの祭典からかけ離れているという意見がありました。

詳しくみていきましょう。

五輪も原点に帰るべきだ。 長すぎる。お金をかけすぎる。 例えば、1964年の東京五輪。選手団が入場し、そこへ聖火ランナーが入ってくる。 余分な演出はいらない。 シンプルでいいのではないか。

攻めた表現の発表会ではなく、フランスの歴史や気質の説明会でもなく、LGBTのパレードでもありませんからね。
主役はアスリートであり、信条や国境すら越えて、戦争ではなくスポーツで競う平和の祭典なんですよね。

全員が満足する表現は出来ないし、戦争も今すぐ止まらないですが、それが少しでも実現に近付く努力や表現をしていくものだと思います。
そう考えた時に、如何にフランスが大事にしている歴史や芸術や新旧の価値観でも、全年齢・全宗教・全性別など、出来るだけ多くの人に届く形で、マイルドにするべきだったと思います。

裸も生首表現も宗教揶揄も、見る側に年齢制限や宗教制限が伴うと予想はついたはず。
いわゆる不謹慎となりそうなものは、よく精査するべきだったと思います。

奇抜な内容も多く、色々な意味でとても刺激的な開会式になりました。

賛否両論あると思いますが、東京五輪の開会式をつまらないと感じさせるぐらい記憶に残る開会式になったのではないでしょうか。

フィリップ・カトリーヌさんの開会式後のコメントは理にかなっており、オリンピックの形も多様なものになってきているのかなとも思わされます。

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【何者】フィリップ・カトリーヌの経歴 まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます。Grazie!

こちらの記事では、「フランスの安村」とも言われているフィリップ・カトリーヌさんが何者なのか、彼の経歴を調査しました。

さらに、フィリップ・カトリーヌさんがオリンピックの開会式に出演する運びとなった理由についてもまとめました。

フィリップ・カトリーヌさんの演出の仕方のために、全体未聞の謝罪が行われる事態となった、パリオリンピックの奇抜な開会式。

賛否両論ありますが、今後のオリンピックのあり方を考える良い機会になったのかもしれませんね。

最後に、フィリップ・カトリーヌさんが歌手のカヒミカリィさんに提供した楽曲、

「DIS-MOI QUELQUE CHOSE AVANT DE DORMIR」をどうぞ。

ちなみに、曲名は「寝る前に何か教えてください」という意味だそう。

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