昭和最大の巨額詐欺事件であった豊田商事事件。
その豊田商事の会長の永野一男さんが殺害されたニュースも衝撃的でした。
会長を殺害した犯人のその後の人生がどうなったのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
犯人たちは現在、田舎で静かに暮らしていると言われていますが、本当なのでしょうか。
今回は、この前代未聞となった事件の詳細や犯人たちの現在の生活、
田舎暮らしと言われる真相についてご紹介します。
【2024最新】豊田商事事件/永野会長を殺害した犯人の名前は?現在が衝撃!
引用:google
主犯とされた飯田篤郎は、存命であれば90代。
懲役10年の刑期を終えた後は、近畿地方のある都市で妻と暮らしていると言われています。
3LDK、家賃約7万円ほどのマンションに住んでいたとの噂ですが、
高齢でもあるため死亡している可能性もあり、詳細は不明です。
飯田篤郎より少ない懲役8年の判決がくだされた矢野正計は、60代後半となります。
出所後は20歳ほど年下の美人妻と結婚し、大阪市内で雀荘を経営していましたが、その後、広島県へ引っ越したそうです。
また5人の子宝にも恵まれ、ひっそり暮らしているのだといいます。
一部では矢野は永野会長殺害を否認しており、裁判で主犯の飯田と罪のなすりつけ合いをしていたと言われています。
「現場に詰めかけた報道陣にあおられて矢野がやった」
「実際に永野会長をやったのは自分ではなく飯田の方だ」
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豊田商事事件とは?
豊田商事事件はバブル景気以前に総額約2000億円の被害を出し、被害者は3万人にも及んだ戦後最大級の詐欺事件です。
主にお年寄りや母子家庭をターゲットとして、ありもしない純金や、ゴルフ会員権などを契約させていました。
豊田商事は1981年、大阪にて設立されました。
全く関係のないトヨタ自動車と同じ「豊田」を社名につけることで、
グループ企業と思わせ、信用を得られるよう見せかけていたようです。
1980年代は現在ほどインターネットが普及しておらず、詐欺事件に対する知識が薄かった時代です。
そのため投資などに詳しくないお年寄りや女性に純金を格安で購入させ、
現物ではなく証券を発行するという手法で被害者を増やしていきました。
当時の社員は悪徳営業のあらゆる方法を駆使するよう仕向けられ、
強引な契約を結ばせたことにより2000億円という膨大な被害が発生しました。
しかし、1985年にグループ会社社員が逮捕されたことから、豊田商事に捜査がおよび、
会長の永野一男も事情聴取を受けることとなりました。
豊田商事事件/永野会長を殺害した犯人の名前は?
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主犯とされる飯田は当時56歳、大阪府豊中市で鉄工所を営んでいました。
彼の鉄工所では、障害者や高齢者を積極的に雇用していたようです。
しかし、不景気や下請けに騙されたことによる影響で、1984年には約5億円の負債を抱えて鉄工所は倒産してしまいます。
共犯の矢野は当時建設作業員で、主犯の飯田に恩義があったといいます。
二人とも実際には豊田商事事件の被害者ではありませんでしたが、
高齢者や女性を食い物にした豊田商事を許せなかった、知り合いに頼まれたとも動機として語っています。
他にも、永野会長を殺害した当日は、永野会長を裁判所へ出頭させようと現場に赴いたが、詰めかけていた報道陣にあおられ殺害してしまったとの証言も出ています。
豊田商事事件/永野会長を殺害した犯人は現在田舎暮らし?
豊田商事会長刺殺事件は、マスコミの目の前で発生し、テレビで中継されるという前代未聞の展開となりました。
殺人事件に結びついた経緯もあわせて、昭和の日本を揺るがす歴史的事件といって良いと思います。
そんな事件を起こした犯人二人は、あくまで一般人であるため、生死も含め現在の生活状況ははっきりと分かっていません。
事件後約40年ほど経過し、存命であればいずれも高齢者となっているので、家族とひっそり暮らしていると思われます。
これまでに犯人たちを追跡するマスコミの報道などは見当たらず、また、どちらも事件の詳細を暴露するようなこともしていません。
このことと前述した犯人の現在の情報から、二人とも地方都市で田舎暮らしをして、静かに余生を送っていると思われます。
豊田商事事件/永野会長殺害に関する世間の声は?
永野会長殺害事件は夕方のニュースで報道され、殺害された会長自身の写真が週刊誌に掲載されるなど
凄惨な事件の様子が世間の目にさらされ、かなりショッキングなものとなりました。
永野会長の家に犯人が突入する前から、会長逮捕の噂を聞き、多くの報道陣が現場マンションに詰めかけていました。
そんな中で殺人事件が発生したことに対して、
「なぜ誰も止めずに犯行が行われたのか」、「報道陣は誰も犯人たちを止めることができなかったのか」と、
当時は話題となりました。
目の前で起こっている事件、事故にジャーナリストが介入するべきか、報道倫理に関しては意見が分かれます。
何が起きているかという報道ができなくなるため、報道陣は犯人たちを止めることができなかったと推察されます。
豊田商事事件/永野会長殺害の犯人の現在 まとめ
今回は被害総額約2000億円、被害者3万人となった、
戦後最大級の詐欺事件「豊田商事事件」の会長刺殺事件の犯人の現在についてまとめました。
詐欺事件、会長殺害事件、いずれも当時の日本に大きな影響を与えました。
特に会長殺害事件は、犯行の様子がテレビ放送されるという前代未聞なもので多くの人の印象に残っているとうかがえます。
事件後の犯人に関する続報は特になく、本人がメディアに登場することもありませんでした。
二人とも出所後、地方で家族とひっそり余生を送っていると噂されていますが、実は黒幕がいたのではないかとも言われています。
巨額詐欺事件について語ることができる会長も亡くなり、殺害事件も含めて真相は闇に葬られる結果となっています。
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